|
![]() |
![]() |
||||
■土の色を決めるもの ●土の名前と土の色 土の名前は、黒ぼく土、褐色森林土、赤黄色土、灰色低地土、褐色低地土のように土の色に因んだものが多くあります。これは、土の色が土の違いや土の性質をよくあらわしているからです。 ●土の色を決めている物質 土の色を決めている物質は、主に土壌有機物と鉄の化合物で、その量や形態によって土の色は決まります。 ●黒色〜暗色土の黒色〜暗色は、土壌有機物の量と形態によって決まります。動物や植物が土の中で分解すると、黒から褐色の土壌有機物になり、一般には土の中に土壌有機物が多いほど土は黒くなります。 ●赤色〜黄色土の赤色〜黄色は遊離酸化第二鉄の色で、土が酸化的であることを示しています。赤色は主にヘマタイト(赤鉄鉱)による色で、熱帯などの高温で乾燥した地域でつくられます。また日本の暖温帯で見られる赤色土は、今よりも暖かかった過去につくられた古い土であるとも、長い年月(数十万年)をかけてヘマタイトが生成したのだとも考えられています。なお黄褐色や黄色は主にゲータイト(針鉄鉱)(詩人のゲーテの名をもらった鉄化合物)による色で、湿潤な地域でつくられます。 ●青色〜緑色土の青色や緑色は、遊離の第一鉄化合物による色で、土が強い還元状態にあることを示しています。水田や湖沼の沿岸など地下水などによって土の中の酸素が少なく還元状態になると第一鉄化合物が生成して、青色や緑色となります。 ●灰色〜白色土の灰色や白色は、土の無機物の主成分であるケイ酸アルミニウムなどの色です。土壌有機物や鉄含量が少ない土は灰色や白色になります。たとえばポドゾル土壌で鉄が抜けた漂白層や、遊離鉄含量が少ない花コウ岩、砂などの場合、土の風化が進んでいなくて未風化で酸化鉄がまだ遊離していない場合などがあります。また青色の還元層が酸化される過程でもあらわれます。 土の色は、これらの要因の複合相互作用によって決まります。そのため土の色を知ることは、その土を知る重要な第一歩なのです。 |
||||||
| (原文:田中治夫 編集:カネダヒロコ) |
||||||
| トップページ>ワークショップ>「土」問答>「土」の色はなんで違うの? | ||||||
|
|
||||||